2021-01-01から1年間の記事一覧
今回は、ポーランド西部の村にある、野外博物館を紹介しようと思う。 その博物館は、ジェロナ・グラから7キロほど離れた、オフラという地区にある。 17~19世紀の人々の生活を垣間見ることができる民族博物館だ。 入場料は訪れた2021年3月の現時点で10PLN。 …
ウエスタン村。 この言葉を聞くと、2006年に休園になったまま放置され続けている、日光のウエスタン村が頭に浮かぶ。 行ったことはなくても、廃墟好きなら気になる場所のひとつではないだろうか。 そして、ここポーランドにも、かつてウエスタン村が存在した…
ポーランド北部に位置し、観光地としても人気の都市、グダンスク(Gdańsk)。 バルト海に面し、古くは自由都市として繁栄し、1980年代には民主化運動を率いた「連帯」が生まれた地でもある。 そんな歴史ある港湾都市グダンスクでは、実に素敵な場所にライブ…
リトアニア第二の都市カウナスには、「悪魔博物館」なるものが存在する。 ブラックメタル好きとしては、こうしたダークなモチーフの博物館が気になって仕方ない。 ということで、以前こちらのブログでも紹介したリトアニアの十字架の丘に行ったついでに、カ…
以前、ウクライナのハルキウという都市で、メタルフェスティバルに訪れた時のことを記事にした。 maniaceasterneurope.hatenablog.com WackenやHellfestといった超巨大有名フェスとは違って、かなりのんびりしたフェスで、会場も便利な街中にあるのが嬉しい…
これまでも当ブログでは、モルドバのデコラティブな修道院や、首都キシナウのやたらと広い軍事博物館を紹介してきた。 しかし、やはり、何と言っても。 モルドバで一番有名な観光スポットはここだろう。 そう、岩窟修道院である。 キシナウから50kmほど離れ…
その廃宮殿は、ポーランド西部のザトニエ(Zatonie)という村にある。 宮殿が建てられたのは17世紀末のこと。 当時この地域の領主だったドイツ人貴族によって、バロック様式の宮殿が生まれた。 平日の午前中。 宮殿のまわりはひっそりとしていたが、散歩して…
不思議なロシア人おじさんと過ごした一日が好評を博した(?)モンゴルのエルデネト滞在記。 こちらが最終章、というかおまけになります。 今までのエルデネト旅行記をまだ読んでいないという方は、まずはこちらをどうぞ。 maniaceasterneurope.hatenablog.c…
以前、未承認国家・沿ドニエストル共和国のティラスポリの様子を紹介した。 今回の記事は、その後編である。 (前編はこちら。未読の方はぜひどうぞ) maniaceasterneurope.hatenablog.com さて、想像していた「未承認国家」のイメージとは全く異なり、あま…
以前、ポーランドの田舎にある、世界一高いキリスト像を紹介した。 maniaceasterneurope.hatenablog.com この記事で、キリスト像がいかに何もない辺鄙な場所に突っ立っているかを書いたが、今回はこの像がある街について紹介しようと思う。 シフィエボジン(…
わたしは今まで、国際的に国家として承認されている国にしか住んだことがない。 それまで訪れた国も、きちんと国家として認められた場所ばかりだった。 承認されていない国とは一体どんな様子で、どんな人が暮らしているのだろう。 誰もが一度は思うのではな…
8月の天気の良い日、廃列車を見に行くことになった。 その廃列車は、田舎町の線路に長年放置されているらしい。 我が家からバイクで走ること数十分。 やってきたのは、チェルビエンスク(Czerwieńsk)という小さな町だ。 チェルビエンスク駅から西に少し進ん…