ポーランド
ポーランドには、ビスクピン遺跡という、約1万年前~中世までの集落や建物を再現した古代遺跡の野外博物館がある。 ここで発見された青銅器・鉄器時代の集落は、ポーランド国内ではもちろん、ヨーロッパにおける考古学上でも重要なものだそうだ。 日本にいた…
今回は、ポーランド西部の村にある、野外博物館を紹介しようと思う。 その博物館は、ジェロナ・グラから7キロほど離れた、オフラという地区にある。 17~19世紀の人々の生活を垣間見ることができる民族博物館だ。 入場料は訪れた2021年3月の現時点で10PLN。 …
ウエスタン村。 この言葉を聞くと、2006年に休園になったまま放置され続けている、日光のウエスタン村が頭に浮かぶ。 行ったことはなくても、廃墟好きなら気になる場所のひとつではないだろうか。 そして、ここポーランドにも、かつてウエスタン村が存在した…
ポーランド北部に位置し、観光地としても人気の都市、グダンスク(Gdańsk)。 バルト海に面し、古くは自由都市として繁栄し、1980年代には民主化運動を率いた「連帯」が生まれた地でもある。 そんな歴史ある港湾都市グダンスクでは、実に素敵な場所にライブ…
その廃宮殿は、ポーランド西部のザトニエ(Zatonie)という村にある。 宮殿が建てられたのは17世紀末のこと。 当時この地域の領主だったドイツ人貴族によって、バロック様式の宮殿が生まれた。 平日の午前中。 宮殿のまわりはひっそりとしていたが、散歩して…
以前、ポーランドの田舎にある、世界一高いキリスト像を紹介した。 maniaceasterneurope.hatenablog.com この記事で、キリスト像がいかに何もない辺鄙な場所に突っ立っているかを書いたが、今回はこの像がある街について紹介しようと思う。 シフィエボジン(…
8月の天気の良い日、廃列車を見に行くことになった。 その廃列車は、田舎町の線路に長年放置されているらしい。 我が家からバイクで走ること数十分。 やってきたのは、チェルビエンスク(Czerwieńsk)という小さな町だ。 チェルビエンスク駅から西に少し進ん…
このブログには度々、西ポーランドの誰も特に気にかけないような田舎の村が出てくる。 読者の皆さんの中には、「なんでわざわざこんなところへ……?」と思っている方もいるかもしれない。 別にこれといった理由などなく、それは単に、わたしが西ポーランドの…
ポーランド南部のシロンスク県は、炭坑業が盛んなポーランドの工業都市である。 中でもニキショヴィエツ(Nikiszowiec)というカトヴィツェ近郊の街は、炭坑労働者のために作られた集合住宅で有名だ。 ニキショヴィエツの街は、1908年~1918年の間にドイツ人…
ポーランド西部のスレフフ(Sulechów)から、ウェンゴヴォ(Łęgowo)という小さな村へ向かう途中に、うっそうと生い茂る森がある。 何の変哲もないどこにでもあるような風景なのだが、道路脇に何やら不自然な石が置かれている。 この石の横に、森の中にへと…
1989年までソ連の衛星国という立場にあり、共産主義国家だったポーランド。 ワルシャワには、そんな当時の人々の生活を垣間見ることができる博物館がある。 その名もCzar PRL(ポーランド人民共和国の魅力)。 場所はワルシャワ中心部。 KFCも入っている重厚…
ポーランド西部に位置する人口500人台の田舎村、ラドシン(Radoszyn)。 観光客がわざわざ訪れるような見どころは全くない、どこにでもあるような村だ。 その村に、1803年に建てられた福音派教会の廃墟がある。 青い空に映える廃教会は、人里離れた場所にポ…
ポーランド西部に位置する人口2万人程の町シフィエボジン(Świebodzin)には、世界一を誇るものがある。 それがこちら。 世界一高いキリスト像である。 何も無い田舎町に突如現れる巨大キリスト像。 キリスト像自体の高さは王冠を含めて36mだが、台座部分を…